もうかれこれ

一年くらい前だろうか

喃語らしき音を

発し始めた時に

私は

『アッパ(意:お父さん)』

を覚えてもらおうと

しょっちゅう呼んで聞かせた

そのせいか

割と早くから

アッパと呼べるようになった

父親と認識して

発しているかは別として

ただ出先でも

アッパと言ったりできると

なんだかお父さん大好き

というのが伝わるし

ちょっと自慢でもあった

でもそれが

悲しく虚しい事も多い

残念ながら

どうしたものか

未だに

母は呼ばれない

母を呼ぶような

音が聞こえない

後追いするし

ベタベタしてくるし

保育園に迎えに行くと

すごい喜ぶし

でもなぜか

呼ぶ事はない

呼ばなくても

居るから

きっとそうなんだろうし

父親は

呼んでも呼んでも

なかなか会えないし

母が必要な時は

愚図った泣き声ばかりで

でも父は

どうかしたら

多いと100回くらい

言ってそうなくらい

連呼する日もある

夜なんか

なかなか寝ないで

ひとり言のように

アッパを謳っていると

本当に虚しい

会いたいんだよね

でも今夜も会えない

韓国の童謡に

家族が出てくる歌があって

娘は最近それがお気に入りで

よく一緒に歌うのだけど

それもしっかり

アッパのくだりだけ

ちゃんと

歌う

悲しいかな

こっちは毎晩

泣きつかれて

そうゆう呼び方で

お父さんは

いつも笑顔で

大好きオーラ満載で

呼ばれて

言葉だって

かなり覚えて

発してきているのに

いつかね

いつか

今日も何とか

１日終わり。

夕方頃に

電話で

今日は20時くらいに

終わると思う

とか言っていたから

娘お風呂に入れて

ちょっと遊ばせてみたけど

どうもあれは

勝手な希望的観測だったっぽいなと

後から気づき

寝かしつけ。

21時過ぎたし

寝かしつけて正解。

まぁ24時は過ぎないかなぁ

いや分からないよね

韓国ってそうゆう国

時間に沿って

動こうとしたら

振り回されて

疲れるだけ

だから今日も

待たない

待つけど

待たない